alpha23beta 中学受験をしておくことで高校・大学進学が楽になる、学力の高い生徒に囲まれながら中学校生活を送れるなど、中学受験にはさまざまなメリットがあります。
しかし、中学受験には弊害も存在するのが現実です。
そういった弊害が生じるにも関わらず、中学受験に挑戦する意味はあるのでしょうか？デメリットを理解しながら中学受験を成功させるにはどうすればいいのでしょうか？
今回の記事では、中学受験のメリットや弊害、デメリットを理解しながら中学受験を成功させる方法について解説します。
お子様を中学受験に挑戦させるべきか悩んでいる方は、中学受験のメリットやデメリットを踏まえた上で決めてください。
中学受験に挑戦するべき？
小学校低学年のお子様をお持ちの方の中には、お子様を中学受験に挑戦させるべきか悩んでいる人が多いのではないでしょうか。
中学受験をすることで、高校・大学進学が楽になるなどのメリットを得られる一方、お子様がストレスを感じてしまうなどの弊害が生じる可能性があります。
お子様と一緒に中学受験に挑戦するかどうかは、こういったメリット・デメリットを踏まえた上で決めることが重要です。
一般的に中学受験の勉強は、小学3〜4年生からスタートすることが多いため、小学校低学年のお子様をお持ちの方は今のうちに情報を集めておきましょう。
以下の記事では、中学受験に向けて小学校低学年からやっておくべきことについて解説しているので、ぜひ参考にしてください。
関連記事：【中学受験】小学校低学年からやっておくべきこと・注意点とは？
中学受験によって得られるメリット
中学受験によって得られるメリットには、以下のものが考えられます。
- 高校・大学進学が楽になる
- 学力の高い生徒に囲まれた中学校生活を送れる
- 勉強の習慣を身につけられる
高校・大学進学が楽になる
中学受験によって得られるメリットとして、高校・大学進学が楽になることが挙げられます。
中学入試を設けている私立中学、および国公立中学は、中高一貫校であるケースが多いです。
また、大学までエスカレーター式で進学できることもあります。
そうでなくでも、多くの中高一貫校は大学受験に力を入れており、高3までの先取り教育を行なっている学校が多いです。
そのため、小学生のうちに中学受験を済ませておけば、高校・大学進学の負担を減らせるかもしれません。
学力の高い生徒に囲まれた中学校生活を送れる
学力の高い生徒に囲まれた中学校生活を送れる点も、中学受験によって得られるメリットの一つです。
中学受験をするご家庭の多くは、大学受験までを見据えて中高一貫校に進学しています。
そのため、大学進学を意識しているクラスメイトと一緒に学生生活を送れるため、学習意欲が高まりやすいのです。
さらに、中学受験を乗り越えたお子様の多くは、勉強する習慣が身についています。
従って、中学進学後も自主的に学習を進める生徒が多いのです。
勉強の習慣を身につけられる
中学受験に挑戦するメリットの一つに、勉強の習慣を身につけられる点が考えられます。
中学受験に向けて、お子様は小学生のうちから勉強に励むことになります。
小学4・5年生と小学6年生における勉強時間の目安は以下の通りです。
【小学4・5年生】
| 平日 | 1〜3時間 |
| 休日 | 2〜5時間 |
【小学6年生】
| 平日 | 3〜5時間 |
| 休日 | 8〜10時間 |
このように多くの時間を勉強に費やすことになるので、中学受験を通して勉強する習慣を身につけられるのです。
中学受験の弊害
ここまで、中学受験によって得られるメリットについて紹介しました。
それでは、中学受験にはどのような弊害があるのでしょうか？
- 勉強が嫌いになる可能性がある
- 経済的な負担がある
- ストレスを感じる
勉強が嫌いになる可能性がある
中学受験の弊害として、勉強が嫌いになる可能性が考えられます。
先述した通り、中学受験に向けてお子様は多くの時間を勉強机で過ごすことになります。
小学6年生の休日においては、8〜10時間程度勉強する必要があり、精神的・身体的な負担が大きいのです。
また、保護者や塾の先生から「勉強しなさい」と言われ続けると、勉強に対してネガティブなイメージを持ってしまうため、勉強が嫌いになってしまう可能性があります。
経済的な負担がある
経済的な負担が大きい点も、中学受験の弊害と言えるでしょう。
中学受験をする場合、塾に通うご家庭が多いです。
塾に通うことで専門的なサポートを受けられるだけでなく、効率的に勉強を進められます。
しかし、塾に通うということは経済的な負担がかかるということです。
普段の授業に加えて、夏期講習や冬期講習なども受けると、さらにコストがかさみます。
さらに、私立中学に進学する場合は学費がかかりますので、経済面でも準備をしておく必要があります。
ストレスを感じる
中学受験によってプレッシャーやストレスを感じてしまうかもしれません。
中学受験は高い学力の受験生が多く挑戦するため、競争率が高い環境で勝負する必要があります。
特に試験日が迫ってくると、プレッシャーやストレスを感じやすくなります。
お子様の中にはストレスを感じてしまい、体調を崩したり、勉強へのモチベーションが上がらなかったりするケースも多いです。
さらに、お子様だけでなく保護者の方も受験期はストレスを感じやすいため、普段からストレスケアを行うことが求められます。
デメリットを理解しながら中学受験を成功させる方法
このように中学受験には弊害があることをご説明しました。
それでは、そういった弊害を踏まえた上で、中学受験を成功させるためにはどうすればいいのでしょうか？
- 勉強を無理強いしない
- 将来の目標についてお子様と話し合う
- ストレスケアをする
勉強を無理強いしない
中学受験を通してお子様が勉強嫌いにならないようにするには、勉強を無理強いしないことが重要です。
強制的にお子様に勉強させてしまうと、お子様は勉強することに義務を感じてしまいます。
こういった義務感はプレッシャーになるだけでなく、お子様が勉強嫌いになるきっかけとなってしまうので注意が必要です。
お子様が勉強をしない場合、読書をして知的好奇心を高めたり、お子様が勉強を楽しめるように工夫したりしましょう。
将来の目標についてお子様と話し合う
中学受験は、多額のコストがかかる一大イベントです。
しかし、お子様の将来の夢ややりたいことを実現させるために、コストをかけることは決して悪いことではありません。
中学受験に挑戦するかを決定する前に、将来の目標についてお子様と話し合うと良いでしょう。
中学受験を通してお子様がやりたいことをサポートできるようであれば、中学受験に挑戦するべきかもしれません。
もちろん、小学生の時点で具体的な目標を決める必要はありませんが、どのような学生生活を送りたいか、どのような勉強をしたいかなどを最低限話し合うことをおすすめします。
ストレスケアをする
ストレスフルな中学受験を乗り越えるためには、日頃からのストレスケアが欠かせません。
具体的には、ウォーキングやストレッチなどの運動を取り入れたり、趣味の時間を設けたりすると良いでしょう。
ストレスケアをせずに勉強してしまうと、中学受験に向けてモチベーションを保つのは難しいです。
お子様のストレスケアはもちろん、保護者の方もしっかりと休養する時間を確保し、勉強しやすい雰囲気をご家庭の中で作り出すことが大切です。
まとめ
今回の記事では、中学受験のメリットや弊害、デメリットを理解しながら中学受験を成功させる方法について解説しました。
高校・大学進学の負担を軽減したり、学力の高い生徒と友達になったりできるため、中学受験に挑戦するご家庭が多く存在します。
しかし、中学受験の弊害について理解しておかないと後悔する可能性があるため、メリット・デメリットを踏まえた上で中学受験に挑戦すべきかを決めましょう。
以下の記事で、中学受験に向いている子の特徴を解説しています。
中学受験をするか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
