alpha23beta 「中学受験は意味ないって本当？」
「中学受験に挑戦するメリットとは？」
と疑問をお持ちの方はいませんか？
経済面やお子様の成長面、将来性など、中学受験は意味がないと言われる理由はさまざまです。
しかし、中学受験することで得られるメリットもあるので、メリットとデメリットを踏まえた上で受験すべきかを決めると良いでしょう。
今回の記事では、中学受験は意味がないと言われる理由や中学受験のメリット、中学受験すると決めた場合の注意点について解説します。
中学受験するべきか、地元の中学校に通うべきか悩んでいる方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
中学受験は意味がない？
中学受験と聞くと「学力レベルの高い中学校に進学できる」「大学進学が有利になる」など、ポジティブなイメージをもつ人は多く見受けられます。
一方で、「中学受験は意味がない」「中学受験しなければよかった」と考える方も少なくありません。
このように、中学受験に関してさまざまな意見があるのは、中学受験の取り組み方や結果、ご家庭の考え方などによって、中学受験の選択がよかったと思えるかが変わってくるためです。
中学受験は意味がないと考える前に、まずはメリットとデメリットについて理解を深めた上で、お子様と話し合いながら受験するかを決めると良いでしょう。
以下の記事では、中学受験の弊害について解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事：中学受験の弊害とは？デメリットを克服する方法を解説します！
中学受験は意味がないと言われる理由
中学受験は意味がないと言われる主な理由は、以下の通りです。
- 必ず進学できるとは限らない
- 子どもがストレスを感じてしまう
- 習い事や好きなことができない
必ず進学できるとは限らない
中学受験すると、高校や大学などへ自動的に進学できると考えている方は多く存在します。
しかし、中学受験したからといって高校や大学などに必ず進学できるとは限りません。
例えば、中学受験を乗り越えたら勉強を辞めてしまい、学校の勉強についていけなくなったというケースがあります。
また、内部進学ではなく外部進学を選択する学生もいます。
エスカレーター式の中学に入学したとしても、意味がないと言われるのには、こういった背景があるのです。
子どもがストレスを感じてしまう
中学受験は意味がないと言われる主な理由として、子どもがストレスを感じてしまうことが挙げられます。
中学受験においては、志望校合格に向けてプレッシャーを感じながら勉強することになります。
また、保護者が一方的に決めた中学受験の場合、お子様のモチベーションを維持することができず、勉強することにストレスを感じてしまうかもしれません。
ストレスは身体の健康に大きく影響を及ぼすため、志望校に合格できたとしても不登校になってしまうケースもあるようです。
習い事や好きなことができない
中学受験に挑戦する場合、勉強に時間を費やす必要があるため、「習い事や好きなことができないのでは？」と考える人は少なくありません。
しかし、実際には中学受験と習い事を両立しているご家庭は多く見受けられます。
野球やサッカー、バレエなどのスポーツをはじめ、ピアノやバイオリンの音楽、絵画教室など、負担にならない範囲で習い事を続けるケースが多いようです。
スポーツは運動不足解消になり、音楽などの芸術関連の習い事は気分転換にもなります。
受験勉強の時間が極端に減ってしまわないように調整が必要ですが、中学受験に挑戦しながらも習い事や好きなことは続けられるのです。
中学受験のメリット
それでは、中学受験する意味はあるのでしょうか？
ここでは、以下の中学受験のメリットを紹介します。
- 子どもの成長に繋がる
- 学校からのサポートが手厚い
- 進学が楽になる
- 勉強の習慣が身に付く
子どもの成長に繋がる
中学受験は、子どもの成長に繋がる可能性があります。
受験に向けて勉強を継続することで学習レベルが向上するだけでなく、自己管理能力や精神力を鍛えることができます。
自己管理能力や精神力などの能力は将来的にも役立つスキルです。
早い段階でこういったスキルを身につけておくことで、大学受験や就職活動等も効率的に行うことができます。
学校からのサポートが手厚い
中学受験に挑戦するメリットとして、学校からのサポートが手厚い点が挙げられるでしょう。
質の高い教育を受けられるだけでなく、学校の教育方針によってお子様の長所や個性を伸ばすことができます。
例えば、グローバル教育に力を入れている学校の場合、お子様の英語力やコミュニケーション能力を伸ばすために、留学制度や実践的な授業を実施している学校もあります。
また、授業についていけない学生に対しては、補習授業などを実施しているなど、手厚いサポートを受けられるのです。
進学が楽になる
高校や大学への進学が楽になることも、中学受験に挑戦するメリットの一つです。
中高一貫校や大学附属校に進学すれば、エスカレーター式で進学できる可能性があります。
大学を外部受験する場合でも、中高一貫校であれば高校受験がないため、大学受験に向けて余裕を持って勉強できます。
高校や大学への進学準備にかかる時間を部活動や習い事の時間にあて、強みや個性を伸ばすお子様も多いです。
勉強の習慣が身に付く
中学受験に挑戦するメリットとして、勉強の習慣が身に付くことも考えられるでしょう。
中学受験では、以下の勉強時間を目安として勉強に励みます。
【小学4・5年生】
| 平日 | 1〜3時間 |
| 休日 | 2〜5時間 |
【小学6年生】
| 平日 | 3〜5時間 |
| 休日 | 8〜10時間 |
このように中学受験では長い時間を勉強に費やすことになるので、勉強の習慣が身に付きやすいのです。
中学受験すると決めた場合の注意点
ここでは、中学受験すると決めた場合の注意点を紹介します。
- お子様と相談して決める
- 経済面の準備をする
- スケジュールを立てる
お子様と相談して決める
中学受験に挑戦するかは、保護者が独断で決めるのではなく、お子様と相談して決めましょう。
保護者の方が独断で決めてしまうと、お子様は義務感を覚えながら受験勉強を行うため、勉強が嫌いになったり、ストレスを感じたりしてしまいます。
中学受験することのメリットとデメリットをお子様にわかりやすく説明し、お子様の希望を必ず聞くようにしてください。
実際に学校行事や説明会、学校見学などに足を運び、お子様がどのような反応をするかを確認するのも良いでしょう。
経済面の準備をする
中学受験はさまざまな費用がかかるため、経済面の準備をしておく必要があります。
中学受験にかかる費用として、主に以下のものが挙げられます。
- 塾代（入会金、授業料、テキスト代、季節講習代など）
- 教材費
- 飲食費
- 受験料
- 衣服代
- 願書用の証明写真代
- 交通費
中学受験を終えた後も、私立中学の場合は入学金や授業料がかかるため、お子様の教育費も計算しておくことをおすすめします。
スケジュールを立てる
中学受験を成功させるためには、スケジュールを立てることが重要です。
スケジュールを立てることで、計画的にタスクをこなせるだけでなく、お子様のタイムマネジメント力を伸ばすことができます。
まずは受験までのスケジュールを把握し、月単位、週単位で計画を立てていきます。
週単位のスケジュールが完成したら、1日ごとの計画も立てると良いでしょう。
曜日ごとに科目を振り分ける、暗記系は就寝前に行うなど、勉強のルーティーンを作ると継続しやすくなります。
中学受験のスケジュール管理方法に関しては、以下の記事で解説しています。
関連記事：中学受験はスケジュール管理が重要って本当？計画の立て方やポイントを解説！
まとめ
今回の記事では、中学受験は意味がないと言われる理由や中学受験のメリット、中学受験すると決めた場合の注意点について解説しました。
エスカレーター式で高校・大学進学できない可能性がある、子どもがストレスを感じるなど、中学受験は意味がないと言われる理由はさまざまです。
しかし、中学受験を通して子どもは勉強の習慣を身につけられるだけでなく、学校からの手厚いサポートを受けることができます。
中学受験に向いている子どもの特徴は、以下の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
