いよいよ明日は中学受験本番という方の中には、緊張や不安でソワソワしている方が多いのではないでしょうか?
ここまで頑張ってきたからこそ、前日に何をすべきかわからなくなる人は少なくありません。
直前だからといって、徹夜で勉強するなど無理をしてしまうと、身体に支障を来してしまうでしょう。
そこで今回の記事では、中学受験前日の過ごし方や当日の過ごし方、注意点について解説します。
「中学受験前日はどう過ごせばいいかわからない」という方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
中学受験前日の過ごし方はさまざま
塾に行ったり、自宅で学習したりなど、中学受験前日をどのように過ごすべきか悩んでいるお子様や保護者の方は多いのではないでしょうか?
試験会場から遠くに住んでいる人の中には、ホテルに前泊する人もいるかもしれません。
このように中学受験前日の過ごし方は受験生によってさまざまです。
しかし、試験日前日だからといって特別なことをしてしまうと、かえって緊張したり、プレッシャーを感じたりしてしまいます。
そのため、中学受験前日はどのように過ごすべきかを事前に考えておくことが大切です。
中学受験前日の過ごし方
中学受験前日は保護者やお子様はどのように過ごせばいいのでしょうか?
ここでは、中学受験前日の過ごし方を紹介します。
普段通りにする
中学受験前日は、普段通りに過ごすことが大切です。
特別なご飯にするなど、受験の前日だからといって特別なことをしてしまうと、かえって緊張してしまう可能性があります。
緊張して普段の実力を発揮できない、ケアレスミスを多発してしまったなどの状況を避けるためにも、特別なことを避けるようにしてください。
勉強に関しては、これまでと同じくらいの勉強時間を確保すると良いでしょう。
もちろん、ホテルに前泊する必要があるなどのケースもあるので、できる範囲で普段通りの生活を心がけるようにしましょう。
持ち物チェックする
中学受験前日の時点で、持ち物を用意・確認しておくと安心です。
万が一用意していないものがあっても、前日以前であれば買い物に行く時間があります。
もし当日までに持ち物を用意できていないと、焦ってしまい、忘れ物をしてしまう可能性が高まります。
中学受験に必要な持ち物は以下の通りです。
- 受験票
- 防寒グッズ(カイロやアウター、ひざ掛けなど必要なもの)
- 筆記用具(鉛筆、消しゴム、シャープペンシル、定規、コンパスなど必要なもの)
- ハンカチ
- ティッシュ
- 飲み物
- お弁当
- 上履き・上履き袋
- 現金
- 移動用のICカード
- 緊急連絡先のメモ
- マスク
- 常備薬
- 生理用品
- 眼鏡
- 腕時計
ここで紹介しているのは、あくまで持ち物の例なので、各自必要なものを確認してください。
また、学校からの案内を確認し、持ち込みが禁止されているものなどをチェックしておきましょう。
受験会場までのアクセス方法を確認しておく
前日までには、受験会場までのアクセス方法を確認しておくようにしてください。
基本的には、電車やバスなどの公共交通機関を使うことをおすすめします。
自家用車は事故や渋滞、雪などが原因で遅れてしまう可能性があります。
もちろん、公共交通機関も遅れる可能性がありますが、公共交通機関であれば学校側が特別な措置をとってくれるケースが多いです。
しかし、自家用車の場合は遅延証明するのが難しく、対象してもらえないことがあります。
受験会場までのアクセス方法が不安な方は、受験直前に一度練習しておくと良いでしょう。
ダイヤ変更になっているケースや遅延してしまうケースもあるので、ある程度時間に余裕をもって会場に向かうと良いでしょう。
早く寝る
受験日前日は十分な睡眠時間を確保することが重要です。
もちろん、普段から睡眠時間を確保するべきですが、前日に睡眠が取れていないと当日のパフォーマンスが下がってしまいます。
中学受験の前日は、緊張でなかなか寝付けないこともあるため、なるべく早くベッドに入るようにしましょう。
食事は3時間前に済ませる、ウォーキングなどで日中に身体を動かしておく、寝る前にスマートフォンやパソコンの画面を見ないなどして、眠りやすい環境を作りましょう。
当日のスケジュールを確認しておく
受験日の前日までに、当日のスケジュールをお子様と一緒に確認しておきましょう。
当日何をやるべきかわかっていれば、スムーズに行動することができます。
具体的には、以下の項目を確認しておくと良いでしょう。
- 起床時間
- 服装
- 出発時間
- 会場までのアクセス方法
- 試験開始時刻や休憩時間・終了時間
出発時間は遅延などに対応できるよう早めに設定すべきですが、早く会場に着きすぎてしまうと緊張してしまうお子様もいるので注意してください。
トラブルに備えておく
トラブルが起きた際はどのように対処すべきかを確認しておきましょう。
受験当日に起きやすいトラブル例として、以下のものが挙げられます。
- 電車やバスが時間通りに来ない
- 体調不良で試験会場に向かえない
- 受験票を家に置いてきた
- 天気が悪い
忘れ物をした場合は、到着時間に影響がない場合は取りに帰っても大丈夫ですが、時間に余裕がない場合はそのまま会場に向かってください。
手続きをすれば、仮受験票を受け取れるケースが多いです。
中学受験当日の過ごし方
それでは、中学受験当日はどのように過ごせばいいのでしょうか。
ここでは、中学受験当日の過ごし方を紹介します。
いつも通りの朝ごはんを食べる
中学受験当日は、いつもと同じメニューの朝ご飯を食べましょう。
当日だからといって特別なご飯を食べるとお腹の調子が悪くなる可能性があります。
また、朝食を抜いてしまうとエネルギーが足りず、試験に集中できないかもしれません。
普段朝食を食べていない人が、試験当日だけ食べるとお腹がびっくりしてしまう可能性があるので、普段から朝食を食べるように心がけることが大切です。
忘れ物の最終確認をする
試験前日に忘れ物チェックをした場合でも、最終確認をしてから出かけるようにしましょう。
「受験票が折れないように当日バッグに入れよう」と考えており、当日入れ忘れてしまうケースもあります。
鉛筆はしっかりと削ってあるか、会場に持ち込めない持ち物はないかなど、細かいところまで確認してください。
時間に余裕を持って出発する
試験当日は、時間に余裕を持って出発することを心がけてください。
時間に余裕がないと気持ちが焦ってしまい、ケアレスミスしやすくなります。
朝起きたら、まず天気予報やニュースなどを確認して、電車やバスが遅延していないかを確認してください。
中学受験前日の過ごし方における注意点
ここでは、中学受験前日の過ごし方における注意点を紹介します。
保護者は仕事を休む
可能であれば、保護者の方は仕事を休んでお家にいるようにしてください。
塾などに行く場合は先生やスタッフの方が付き添ってくれますが、家に1人でいると不安感を覚えやすくなります。
また、受験当日もお子様を会場まで連れて行ったり、トラブルに対応したりする必要があるため、お仕事を休めるのであれば休んでください。
もし仕事を休めない場合は、親戚に送迎を頼む、道順をお子様と事前に確認しておくなどして対応してください。
勉強のやりすぎはNG
受験前日だからといって、勉強をやりすぎないように注意してください。
前日に詰め込んだとしても、成績に大きな影響が出るわけではないですし、「まだやるべきことが終わっていない」とプレッシャーを感じてしまうことがあります。
苦手な問題を再確認する、今まで勉強してきたまとめノートを見返すなどして、適度に勉強するようにしてください。
まとめ
今回の記事では、中学受験前日の過ごし方や当日の過ごし方、注意点について解説しました。
中学受験前日は、緊張やプレッシャー、不安などで落ち着かないというお子様や保護者の方が多いです。
しかし、受験前日だからといって特別なことをするのではなく、リラックスした状態で時間を過ごしてください。
特別なことをしてしまうと、かえって緊張してしまうことがあります。
ただ、中学受験前日までには持ち物やアクセス方法、トラブルがあった場合の対応方法などを確認しておくようにしましょう。
以下の記事では、中学受験前の冬休みの過ごし方について解説しています。
興味のある方はぜひ参考にしてください。