「中学受験における願書用の写真はどこで取ればいい?」「証明写真の髪型はどうすればいい?」と疑問をお持ちの方は多くいるのではないでしょうか。
写真は子供の表情や性格、自信、雰囲気などを表すため、先生側がどのような印象を子どもに抱くかを左右するかもしれません。
今回の記事では、中学受験における願書の基本情報、証明写真、髪型や服装、注意すべきポイントについて解説します。
お子様と初めての中学受験に挑戦する方や、願書・証明写真について情報を集めている方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
【中学受験】願書に関する基本情報
証明写真や髪型について確認する前に、まずは願書の基本情報についておさらいしておきましょう。
そもそも願書とは?
中学受験における願書とは、「志望校を受験するための申込書」のことです。
願書を志望校に提出してはじめて、入試試験を受験できるようになります。
中学受験で提出する願書の項目は、主に①基本的な情報(氏名や生年月日)を記載する項目と、②志望動機や自己紹介などを記載する項目に分けられます。
中学受験における願書の形式は学校によって異なりますが、基本的には上記の形式を採用している学校が多いでしょう。
証明写真も募集要項をしっかりと確認してから用意するようにしてください。
願書提出までのスケジュール
ここでは、願書を提出するまでのスケジュールを確認しておきましょう。
- 10月:願書を入手する
- 12月:内申書・調査書、願書を作成する
- 1月:志望校に願書を提出する
願書の入手方法は学校によってさまざまです。
学校説明会や学校の窓口で入手したり、郵送で取り寄せたりします。
近年はインターネット出願を取り入れている学校も増えています。
「願書を上手く作成できるか不安」「志望動機に何を書けばいいかわからない」という方は、早めに準備を始めるようにしてください。
願書の受付期間は長い訳ではないので、締め切り直前になると焦って間違えてしまう可能性があります。
【中学受験】願書の証明写真について
志望校に提出する願書の証明写真は、どのようなものを用意すればいいのでしょうか?
ここでは、証明写真に関する基本情報について確認しておきましょう。
証明写真はいつ撮ればいい?
基本的に、願書の証明写真は「3ヶ月以内に撮影したもの」を使用するようにしましょう(学校によって異なる可能性があるため、募集要項を必ず確認してください)。
昔に撮った証明写真を使ってしまうと、髪型や顔つきなどが受験時と異なる可能性があり、本人と確認できないケースがあるのです。
早めに準備しておこうとして、1年前や半年前に撮影するのは避けてください。
学校の募集要項で証明写真の規定について確認しておきましょう。
証明写真はどこで撮ればいい?
「証明写真はどこで撮ればいい?」とお悩みの方は少なくありません。
証明写真を撮影する方法は、主に以下の通りです。
- 写真館で撮影してもらう
- スピード写真機で撮影する
- スマートフォンアプリで撮影する
それぞれの方法にメリット・デメリットはありますが、中学受験用の証明写真であれば、写真館で撮影してもらうことをおすすめします。
もちろん写真館によってクオリティに差はありますが、写真館であれば表情の指導をしてもらったり、写真の仕上がりに応じて修正してもらったりすることができます。
スマートフォンアプリを使って自宅で撮影する場合、ライティングなどを調整するのが難しいため、中学受験用の証明写真としてはおすすめできません。
【中学受験】願書用証明写真の髪型や服装について
中学受験の願書で使用する証明写真を撮影する際、髪型や服装はどうすればいいのでしょうか?
証明写真の髪型
基本的には、いつも通りの髪型で証明写真を撮っても構いません。
ただし、清潔に見えるかどうかが重要なポイントです。
先ほど説明した通り、証明写真はお子様の印象や雰囲気を左右します。
清潔感があった方が先生側にも好印象です。
前髪が目に被っている場合は、髪を流したり、ヘアピンで留めたりして目が見えるよう工夫しましょう。
また、髪の毛が長い場合は、ポニーテールや三つ編み、二つ結びなどして、すっきり見えるようにすることが大切です。
証明写真の服装
それでは、証明写真ではどのような服装で撮影すればいいのでしょうか?
小学校に制服がある場合、「制服」を着用して撮影してください。
制服がない場合は、黒やネイビーカラーのジャケットや白色のYシャツを着用するとよいでしょう。
柄物や派手な色などは悪目立ちしてしまう可能性があるので、避けるのが無難です。
ただし、服装や髪型に関しては、学校によって方針や考え方が異なるので、募集要項で規定を確認してください。
【中学受験】願書用証明写真の髪型や服装に関する注意点
ここでは、願書用証明写真の髪型や服装に関して、注意すべき以下のポイントを紹介します。
- 受験当日に眼鏡をかける場合は、眼鏡を着用したまま撮影する
- お子様が気に入っている髪型にする
- 派手なアクセサリーを使用しない
- 左右非対称な髪型にしない
- アホ毛や後れ毛を目立たせない
受験当日に眼鏡をかける場合は、眼鏡を着用したまま撮影する
受験当日に眼鏡をかける場合は、眼鏡を着用したまま撮影することをおすすめします。
受験当日の見なりと願書の写真が大きく違っていると、学校側はすぐに本人か判断することができません。
そのため、眼鏡だけでなく服装や髪型に関しても、受験当日となるべく同じ格好で撮影すると良いでしょう。
お子様が気に入っている髪型にする
願書用証明写真は、お子様が気に入っている髪型にすると良いでしょう。
もちろん、派手な髪型は避けるべきですが、お子様が気に入っている髪型にすることで、良い表情を引き出すことができます。
また、気に入っている髪型であれば、リラックスした状態で写真撮影できるため、緊張感やプレッシャーを感じにくいです。
派手なアクセサリーを使用しない
中学受験の証明写真は、派手なアクセサリーを使用しないほうが良いでしょう。
小学生のお子様ですと、お気に入りキャラクターのヘアピンやヘアゴムなどがあるかもしれません。
しかし、学校側が受験生に求める要素に「真面目さ」があります。
派手なアクセサリーを使用してしまうと、真面目でない印象を与える可能性があるのです。
また、明るい色のヘアピンは反射してしまい、映りが悪くなってしまいます。
基本的には、黒色や茶色、ネイビーなどのゴムやピンを使うと良いでしょう。
左右非対称な髪型にしない
証明写真の髪型で悩んでいる方は、左右非対称な髪型にしないように注意してください。
左右非対称な髪型とは、片側だけ結んだり、片耳だけ出したりする髪型のことです。
左右非対称な髪型は、奇抜で派手な印象を与えやすく、中学受験に向いているとは言えません。
前髪などは、目にかからないように左右どちらかに流しても大丈夫ですが、髪型は左右対称になるスタイルを選ぶと良いでしょう。
アホ毛や後れ毛を目立たせない
証明写真の髪型は、アホ毛や後れ毛が目立たないように注意してください。
先ほど中学受験用の証明写真は清潔感が重要であると説明しました。
しかし、アホ毛や後れ毛が出ていると、不潔に見えたり、落ち着きがない印象を与えたりします。
ヘアクリームやワックスなどを適量使用して、アホ毛や後れ毛をまとめるようにしてください。
ただ、ワックスのつけすぎには注意が必要です。
ワックスをベタベタ塗ってしまうと、証明写真でテカってしまうことがあるためです。
まとめ
今回の記事では、中学受験における願書の基本情報、証明写真、髪型や服装、注意すべきポイントについて解説しました。
願書はお子様の基本情報や志望動機を伝えるだけでなく、お子様の印象を左右するため、重要な役割を担います。
証明写真を撮影する際は、清潔感のある髪型や服装を心がけましょう。
受験当日と同じ服装や髪型で写真を撮影したり、アホ毛や後れ毛をしっかりとまとめたりなど、他にもさまざまな注意点があるので、注意点を守って好印象な証明写真を用意するようにしてください。