「受験生のストレスは学校休む理由になる?」
「精神的に辛い場合1日だけなら休んでも大丈夫?」
と疑問をお持ちの受験生は多くいるのではないでしょうか。
特に入試が近づくとプレッシャーや不安感が募り、精神的に辛い、学校に行くのがしんどいなどと感じるようになります。
このようなストレスから「学校を休みたい」と感じる受験生が多い一方で、「学校を休むのは良くないのでは?」と罪悪感を覚える受験生も少なくありません。
そこで今回の記事では、受験生の抱えるストレスは学校休む理由になるのか、受験期に学校を休むメリットとデメリット、精神的に辛い場合の対処法を紹介します。
ストレスにどう向き合えばいいかわからない受験生は参考にしてください。
ストレスで学校を休みたい受験生は多い?
高校入試や大学入試を控えた受験生の多くは、プレッシャーやストレスを感じながら日々勉強しています。
ただでさえ受験勉強で大変なのに、学校の授業を受けるのがしんどいと感じている受験生は少なくありません。
受験生はこういったストレスフルな時期をどのように感じているのでしょうか?
SNS上の声を確認していきましょう。
- ストレスのせいで学校休みすぎて出席日数が足りない
- 胃がストレスで痛いので、今日は学校休んだほうがよいかもしれない
- 受験のストレスで腹痛を起こして学校を休んでしまった
- 受験のストレスで偏頭痛を発症した
- ストレスや体調で学校を休む自分が弱いと感じる
このように、多くの受験生がストレスで悩んでいることが伺えます。
受験生の抱えるストレスは学校休む理由になるのか
多くの受験生が抱く疑問は「受験生の抱えるストレスは学校休む理由になるのか」ということでしょう。
結論から述べると、ストレスで学校を休んでも問題がないケースが多いです。
上記で紹介したように、多くの受験生がストレスを抱えており、中には身体に支障を来している受験生もいます。
そういった状況で無理して学校にいっても、勉強が捗らず、体調が余計悪化するかもしれません。
しかし、学校を休むことで生活が乱れやすくなるなど、マイナスな側面もあるので、メリットとデメリットを理解した上で学校を休む選択をしましょう。
受験生が学校を休むメリット
ここでは、受験生が学校を休むメリットを説明します。
- より多くの時間を受験勉強に費やせる
- 周りと比較しないで自分のやることに集中できる
- 感染症にかかるリスクを軽減できる
より多くの時間を受験勉強に費やせる
受験生が学校を休むメリットとして、より多くの時間を受験勉強に費やせることが挙げられるでしょう。
学校を休む場合、授業時間や休み時間、通学時間などの時間を受験勉強に使うことができます。
学校に行く支度もいらないので、時間を有効活用できるのです。
特に学校から遠方に住んでいる受験生の場合、通学時間がなくなるだけでなく、通学によって生じるストレスを軽減できます。
周りと比較しないで自分のやることに集中できる
周りと比較しないで自分のやることに集中できる点も、受験生が学校を休むメリットの一つです。
自分と同じように受験を控えたクラスメイトがいる教室で、どうしても自分と他の生徒を比較してしまうという人は少なくありません。
「クラスメイトが模試でA判定を取っている」「皆んなが余裕そうに見える」など、周りと比較してしまうと、プレッシャーや焦りを感じやすくなります。
一方、学校を休めば、周りと比較せずに自分のペースで勉強に取り組むことができます。
感染症にかかるリスクを軽減できる
受験生が学校を休むメリットとして、感染症にかかるリスクを軽減できる点が考えられます。
学校は多くの生徒が集まる場所です。
つまり、1人が風邪などにかかった場合、感染がスピーディーに広まるリスクが高いのです。
受験直前で風邪にかかると、受験勉強に集中できなくなるだけでなく、本番にも影響が出るかもしれません。
特に冬場はインフルエンザなどの感染症が流行りやすいので、感染症にかかるリスクを減らすために学校を休む受験生もいるのです。
受験生が学校を休むデメリット
それでは、受験生が学校を休むデメリットはあるのでしょうか?
以下で確認していきましょう。
- 友達と会える機会が減る
- 生活習慣が乱れやすい
- 出席日数が足りなくなる
友達と会える機会が減る
受験生が学校を休むことで、友達と会える機会が減ってしまう可能性があります。
中学3年生や高校3年生は、学校に通える最後の学年です。
学校を休みすぎると、一度きりの中学校生活、および高校生活の思い出を作ることができません。
また、休憩時間に友達と会話することで、不安を共有したり、ストレスを発散したりできます。
先生にも不安な点を相談できるので、1人で勉強に取り組むのが苦手な方は学校に通ったほうが良いかもしれません。
生活習慣が乱れやすい
受験生が学校を休むデメリットとして、生活習慣が乱れやすい点が考えられます。
始業時間が決まっている学校に通う場合は、起床時間や就寝時間が乱れにくいです。
しかし、学校を休む場合は始業時間を気にせずに起床できるので、夜ふかし・朝寝坊しやすくなります。
生活習慣の乱れは健康に悪影響を与えるだけでなく、イライラ感が増大したり、よりストレスを感じやすくなったりします。
そのため、生活習慣を維持するのが苦手という方は、学校に通うことをおすすめします。
出席日数が足りなくなる
学校のシステムによっても異なりますが、学校を継続的に休むことで出席日数が足りなくなるかもしれません。
高校生は出席日数が不足していると留年扱いとなり、一個下の学年ともう1年高校3年生をやることになります。
中学生の場合でも、出席日数が極端に少ないと審議対象になり、合否に影響する可能性があります。
1日だけ休む程度では出席日数には響きませんが、欠席が不利に働くこともあるという事実を覚えておきましょう。
受験生が精神的に辛い場合の対処法
それでは、精神的に辛いと感じている場合は、どのように対処すればいいのでしょうか?
- 睡眠時間を十分に確保する
- 適度に身体を動かす
- 周りに相談する
睡眠時間を十分に確保する
精神的に辛いと感じている場合、睡眠時間を十分に確保することが重要です。
受験期は勉強時間をなるべく多く確保しようと、睡眠時間を削る受験生が多く見られます。
しかし、睡眠不足はストレスの原因となります。
睡眠不足によって勉強の効率が悪くなり、余計ストレスを感じてしまう悪循環に陥ってしまいます。
そのため、受験期であっても十分な睡眠時間を確保しましょう。
適度に身体を動かす
受験勉強の息抜きに身体を動かしてみましょう。
ウォーキングやジョギング、ストレッチ、体操などをするだけで気分をリフレッシュできます。
運動をするとストレスホルモンと言われる「コルチゾール」の産出を生成することができます。
つまり、運動を取り入れることでストレスを感じにくくなるのです。
以下の記事では、受験生に向けて短時間でできる運動方法を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
関連記事:運動することで受験勉強が捗るって本当?おすすめのトレーニング方法や注意点
周りに相談する
ストレスを抱えている受験生は、1人で抱え込まず周りに相談してください。
受験勉強によるストレスを放置していると、受験うつになってしまうかもしれません。
受験うつとは、受験のストレスによって引き起こされるうつ症状です。
イライラするようになった、睡眠が取れなくなったなどの場合は、受験うつの可能性があります。
こういった症状が見られた場合は、専門医に相談するなどして、適切に対応してください。
まとめ
今回の記事では、受験生の抱えるストレスは学校休む理由になるのか、受験期に学校を休むメリットとデメリット、精神的に辛い場合の対処法を紹介しました。
ストレスを抱えた受験生の多くは、学校に行くのがしんどい、精神的に辛いと感じています。
ストレスによって体調に支障が来している場合などは、無理せずに休養しましょう。
ただし、学校を休むことには、生活習慣が乱れやすい、友達と会える機会が減るなどのデメリットもあるので、理解した上で学校を休む選択をしましょう。